1. /
  2. /
  3. 久しぶりの公道が怖いあなたへ。看護師ライダーが教える「心の準備」と出発前のルーティン
ヘルメットをかぶる女性
はじめての不安

久しぶりの公道が怖いあなたへ。看護師ライダーが教える「心の準備」と出発前のルーティン

仕事が忙しくて、気がつけばバイクカバーをかけたまま1ヶ月。
そろそろ乗りたいけれど、エンジンをかけるのが少し怖い。

そんなふうに感じていませんか?その気持ち、痛いほどよく分かります。
私も仕事柄、不規則な生活になりがちで、久しぶりの休日にバイクに乗ろうとすると緊張で心臓がドキドキすることがあります。

でも、その恐怖心はあなたが安全を大切にしている証拠。
今日は、久しぶりの公道でも落ち着いて走り出せる、とっておきの心の準備とルーティンをご紹介します。

出発前の10分が勝負!不安を消す準備運動

久しぶりの運転で一番危険なのは、焦って出発してしまうこと。
まずは愛車と対話する時間を10分だけ作りましょう。これだけで、心に余裕が生まれます。

合言葉は「ブ・タ・ト・燃料」!出発前の魔法のルーティン

日常点検といっても、整備士のような難しい知識はいりません。
まずは「命を守る最低限のチェック」から始めましょう。

おすすめの合言葉は、「ブ・タ・ト・燃料」です。

1分で終わる!4つのチェックポイント

この言葉は、次の4つの頭文字をとったものです。実は「ト」には、単なるつなぎ言葉以上の大切な意味が隠されています。

  • 【ブ】ブレーキ
    握った時の遊びや効き具合はいつも通りですか?
  • 【タ】タイヤ
    空気圧は十分ですか?溝やヒビ割れはありませんか?
  • 【ト】灯火類(とうかるい)
    ヘッドライト、ウインカー、ブレーキランプはちゃんと点灯しますか?
    ※ここが意外と見落としがち!球切れは事故の元です。
  • 【燃料】ガソリン
    目的地まで走れる十分な量は入っていますか?

特に「タイヤ」は乗らなくても減るもの

この中で一番変化しやすいのがタイヤの空気圧です。
パンクしていなくても、風船のように少しずつ自然に空気は抜けていきます。

久しぶりの運転なら、まずは近所のガソリンスタンドへ直行し、空気を入れるだけでも立派なメンテナンス。

「機械の調子が良い」と自分で確認できれば、それだけで漠然とした不安が消え、安心感に変わりますよ。

またがって深呼吸、目的地は近くに

装備を整えてバイクにまたがったら、すぐに出発せずに一度深呼吸をしましょう。
ヘルメットの中で自分の呼吸音を聞きながら、肩の力を抜きます。

そして、今日の目的地はいきなり遠くの絶景スポットではなく、近所のガソリンスタンドやコンビニに設定するのがおすすめ。
そこまで無事に着けたら、一度降りて休憩する。

その時にまだ走りたいと思ったら、もう少し足を延ばす。
それくらい気楽なプランで十分です。

教習所を思い出して!公道で特に注意したいポイント

体が感覚を思い出すまでは、教習所で習った基本を忠実に守ることが一番の安全策です。
ベテランぶる必要なんてありません。

ウインカーと一時停止を丁寧に

久しぶりの運転でやりがちなのが、ウインカーの消し忘れです。
曲がった後は、親指でスイッチをプッシュする動作を意識的に行いましょう。

また、一時停止線では、タイヤが完全に止まるまでブレーキをかけ続け、しっかりと足を着くこと。
バランス感覚が戻るまでは、止まる寸前のふらつきに注意が必要です。

基本に忠実な運転は、周りの車から見ても動きが予測しやすく、結果的に自分を守ることにつながります。

エンストしても焦らなくて大丈夫

発進時にエンストしてしまうこともあるかもしれません。
そんなとき、後ろの車が気になってパニックになりそうになりますが、慌てなくて大丈夫です。

まずはブレーキを握り、安全を確認してから、落ち着いてセルボタンを押して再始動しましょう。
誰にでもミスはあります。
焦って急発進する方がよっぽど危険ですから、一呼吸置く勇気を持ってくださいね。

緊張するのは安全運転の証拠。自信を持って走り出そう

久しぶりのバイクが怖いと感じるのは、あなたが自分の技術を過信せず、リスクを正しく理解しているからです。
その慎重ささえあれば、きっと大丈夫。

まずはエンジンをかけるだけでもOK

もし、どうしても怖さが拭えないなら、今日はカバーを外してエンジンをかけ、近所を一周するだけでも十分です。それも立派なバイクライフの一つ。

無理をせず、あなたのペースで少しずつ感覚を取り戻していきましょう。
愛車はいつでも、あなたが走り出すのを待ってくれていますよ。

さあ、まずはキーを回して、愛車の鼓動を聞いてみませんか?